CrossRoad

XRを中心とした技術ブログ。 Check also "English" category.

2019-01-01から1年間の記事一覧

Microsoft DocsのContribution License Agreementを確認してプルリクエストを出す手順をまとめました

Microsoftは、様々な技術情報をMicrosoft Docsというサイトでまとめています。 ドキュメントの紹介範囲は広く、Microsoft製の技術のみとは限りません。また、このドキュメントはGithubで管理されており、だれでも修正依頼 (プルリクエスト)を出すことができ…

Noodlで任意の3Dモデルを表示させる方法をまとめました

これは Noodl Advent Calendar 2019 の14日目の投稿です。昨日は@kmaepuさんのラズパイとNoodlでデジタルサイネージを作った話でした。 本日は、Noodlで3DCGモデルを表示する方法やTipsを紹介します。 なお、Noodlの基本的な内容を確認したい場合、たとえば…

PWAでWebXRアプリをオフラインで使うための方法

これは PWA Advent Calendar 2019の3日目の投稿です。昨日は@dryttさんの初学者目線でみるPWAでした。 本日は、PWAとBabylon.jsで作ったWebXRアプリをオフラインで使う方法を説明します。 1. 前提 1.1 Babylon.jsとは? 1.2 PWAとは? 2. オフラインに対応し…

【2020/1/26解決策追記】MacOSをCatalinaにあげてからWebブラウザの読み込み速度が遅くなった問題について

2週間ほど前、MacOSを10.15のCatalinaにアップデートしました。 (11/8時点で10.15.1) その後から、Macの動作が全体的に重くなったので、クリーンインストールを実施しました。しかし、現時点でもWebブラウザの読み込みが異常に遅い問題は残ったままです。 今…

プロトタイピングツール「Noodl」でBabylon.jsを表示させる手順について

前回の記事では、Noodlの概要を紹介しました。 www.crossroad-tech.com Noodlはノードをつなげてプロトタイピングするツールですが、javascriptを自分で書いたり、インターネットで提供されているjavascriptソースを読み込んで使うこともできます。 今回はBa…

センサ連携もできるプロトタイピングツール「Noodl」の概要と基本的な使い方をまとめました

本格的な開発に入る前に完成イメージを作って、関係者で内容や方針を決めるため、プロトタイピングツールというものがあります。 個人的には、ARやVRのアプリケーション開発にはプロトタイピングが重要だと思っていますが、よい手段を見つけられていないのが…

Visual Studio 2017で「エラー MSB4018」が出たときの対処方法

前回に引き続きPWA(Progressive Web App)について調べています。 www.crossroad-tech.com 前回は、オフライン化には成功したものの、キャッシュの扱いが不十分である程度時間が経つと再度アクセスが必要でした。これを解決する方法を探しているのですが、色…

gitコマンドで「Agreeing to the Xcode/iOS license requires admin privileges」が出たとき、Xcodeから対処する方法

先日、MacOSをMojaveからCatalinaにアップデートしたあとに発生しました。ターミナルからコマンド入力しても良いのですが、Xcodeを起動するだけでも解決できるので、対応方法を書いておきます。 1. 現象 2. 対応方法 3. おわりに

【暫定版】BabylonjsベースのWebXRコンテンツをオフラインのOculus Questで動かす方法

前回、PWAを使ってBabylon.jsで作られたWebサイトをアプリのようにする方法をまとめました。 www.crossroad-tech.com PWA(Progressive Web App)の特徴の1つにオフライン動作というのがあります。うまく使えればWebXRアプリをネットワーク接続不要で動作でき…

Babylon.jsで動くサイトをPWA化する手順について

Babylon.jsを使ってOculus Quest向けのアプリを作ろうとすると、ネットワーク接続が必須になります。そのため、自宅以外では動作確認がしづらくなります。 そこで、Progressive Web App(PWA)で解決ができないかを調べることにしました。 PWAをうまく使うと、…

【2019/9/18追記】Immersive Web Meetup#1の全講演をまとめました

先日、WebXRとWeb Musicに関する勉強会が開催されました。少し時間が経ってしまいましたが、ブロガー枠での参加というのもあり、当日の講演内容をまとめました。 主催者のRyoya Kawaiさんのまとめは下記の通りです。 ryoyakawai.com (2019/9/17追記) 参加者…

【2019/8/28追記】xR Tech Tokyo #17 の全講演をまとめてみました

すでに何度か参加報告を書いてますが、昨日、XR系のイベント「xR Tech Tokyo #17」に参加しました。今回はLT枠で発表をさせていただきました。 今回もXRおよび関連技術の発表が興味深かったのでまとめました。他の方のまとめはこちらです。 bibinbaleo.haten…

【2020/4/16公式版の確認結果を追記】Edgeブラウザに搭載されたDOMの3DView機能を試してみました

先日、このようなツイートがありました。 Inspired by @FirefoxDevTools' Tilt feature, we just released the 3D DOM viewer in Edge Dev/Canary builds 1) Enable Developer Tools experiments in about://flags2) Ctrl+Shift+P > "Experiments" > "Enabl…

アプリ開発者目線で、OpenXR1.0のサンプルコードの概要と動作を確認しました

前回、Windows Mixed Reality OpenXR Runtimeについて書きました。 www.crossroad-tech.com このときはソースコードの話がなかったので、今回はOpenXRのサンプルコードを元に動かした話を書きました。 以下の環境で動作を確認しています。 Open XR API (vers…

OpenXR1.0で公開されたMixed Reality OpenXR Runtimeの準備手順をまとめました

OpenXRという規格があります。簡単に言うと、(主に)VRコンテンツを作る手段、VRのためのヘッドセットが多数あるので、ハードウェア、ソフトウェアの双方の開発を楽にしようという規格です。2019年の3月にバージョン0.9の仕様が公開され、先日1.0になりました…

Babylon.jsでOculus Questのコントローラを使ってオブジェクトを移動させる方法

Babylon.jsはWebVRコンテンツを作る仕組みが色々と揃っていますが、コントローラでオブジェクトを移動させる機能は入っていません。 そこで、Babylon.jsのメソッドを利用して作りました。今回は作り方を紹介します。 1. Babylon.jsにはコントローラのrayが当…

Babylon.jsでglb形式の建物モデルを読み込み、Oculus Questでテレポート移動させる方法

Babylon.jsでOculus Questのコントローラ入力の方法がわかってきたので、今度はテレポート移動を試してみました。 このようになります。 今回はこのテレポート移動を実現するための方法だけでなく、表示した博物館のモデルを読み込む手順も書きました。 1. …

Babylon.jsでOculus Questコントローラの入力を取る方法

ランキング参加中JavaScript Babylon.jsを使ってOculus Questのコントローラ周りを色々と調べています。 コントローラの表示はできても、各ボタンの入力を取るための具体的な方法が見つからなかったので、まとめてみました。 1. コントローラの表示はOculus …

【2018/6/26更新】令和最初のxR Tech Tokyo #16 の全講演をまとめてみました

XR系のイベント「xR Tech Tokyo #16」に参加しました。ブロガー枠での参加というのもあり、講演内容をまとめました。 他にまとめられてる方のリンクです。 xR Tech Tokyo #16メモ - トマシープが学ぶ 1. xR Tech Tokyoとは? 2. 講演(30min session) 2.1. …

Babylon.jsをビルドしてローカル環境を作り、他の端末からアクセスする方法

Babylon.jsは、通常CDN(Contents Delivery Network)を使うなどして、必要なjavascriptを呼ぶだけで使うことができます。 しかし、それだとBabylon.jsそのものに変更を加えることができません。 今回はBabylon.js自体をビルドし、その結果を実行する方法を解…

【2019/6/26 更新】Babylon.jsでOculus Questのコントローラを任意のモデルに変更する方法

2019/6/26 追記 デフォルトのTouchコントローラのモデルが残ってしまう問題の解決方法を追記しました。 Babylon.jsでVRコンテンツを作り、VRヘッドセットでアクセスすると、コントローラもVR空間に表示されます。 ただし、5月に発売したばかりのOculus Quest…

Babylon.jsで360度画像を回転させる方法

以前、Babylon.jsのWebVR機能について書いたとき、360度画像をみられる"photoDome"という機能を少しだけ紹介しました。 Babylon.jsのWebVRモードと通常モードを切り替える方法 - CrossRoad 今回、このような問い合わせがありました。 @WheetTweet はじめまし…

VRMとアニメーションで勘違いしていたことを整理しました

前回、VRM形式のキャラクタモデルをWebブラウザで表示させる方法を解説しました。 【2019/7/21更新】Babylon.jsでVRMモデルを読み込み、Oculus Questで表示させるまでの手順をまとめました - CrossRoad これはアニメーションを入れていないので当然ですが止…

【2019/7/21更新】Babylon.jsでVRMモデルを読み込み、Oculus Questで表示させるまでの手順をまとめました

最近、vrmという規格に興味があって調べていたところ、株式会社バーチャルキャストがBabylon.jsに対応したbabylon-vrm-loaderを公開したことを知りました。 VRM は Unity 専用じゃない!ブラウザで VRM 表示出来るものを作りました! | VirtualCast Blog Git…

ARCore1.9の新機能一覧と、WebブラウザでARがつかえるScene Viewerの環境構築手順

ARCoreが1.9になりました。代表的な機能として、WebブラウザでもARCoreの機能が使えるようになる「SceneViewer」が導入されました。 今回はScene Viewerを試すための環境構築手順をまとめました。 動作環境は以下の通りです。 Android 9.0 iOS 12.2 1. ARCor…

Azure Spatial Anchorsにかかるコストについて

先日、Azure Spatial Anchorsの使い方を調べました。 公式ドキュメントを元に、Azure Spatial AnchorsをiOSとAndroidで試してみた - CrossRoad 数日後、Azure Portalにログインしたところ、1日約200円のペースで課金されており、原因はAzure Spatial Anchors…

F8 2019のUnlocking the Future of WebXRの内容をまとめました

先日、Facebook主催のカンファレンス「F8」が開催されました。 Facebook F8 Developer Conference この中ではXR関係もいくつか発表がありました。代表的な発表はOculus Quest、Rift Sなどの発売日と価格ですが、実はWebXR関係でも講演がありました。 Unlocki…

A meetup report : highlight of xR Tech Tokyo #15 in Japan

The other day I attended a large XR meetup in Tokyo, Japan. The meetup name is "xR Tech Tokyo #15". I reported about the event because it is worth reporting to overseas XR communities. 1. What is xR Tech Tokyo? 2. A new style VR visual nov…

【2019/8/18更新】平成最後のxR Tech Tokyo #15 の全講演をまとめてみました

昨日、XR系のイベント「xR Tech Tokyo #15」に参加しました。XR関係のゲームからBtoBまでの動向を知りたかったので、発表内容をまとめました。 多数の発表があったため文章量が多いですが、記録も兼ねているのであえて全発表を記載しています。また、発表中…

Tips of dual camera "VuzeXR" for camera beginners

日本語記事はこちらです。 180度と360度撮影ができるカメラ「VuzeXR」でつまづいた箇所と解決方法 - CrossRoad I bought a new dual camera "VuzeXR". Several posts introduce about VuzeXR. Here is a good example. Review: Vuze XR shoots solid VR180 v…