CrossRoad

AR、MR、VR、Babylon.jsを中心とした技術ブログ。 If you're non-Japanese native guys, check "English" category.

F8 2019のUnlocking the Future of WebXRの内容をまとめました

先日、Facebook主催のカンファレンス「F8」が開催されました。

Facebook Developer Conference. April 30 - May 1, 2019.San Jose, CA.

この中ではXR関係もいくつか発表がありました。代表的な発表はOculus Quest、Rift Sなどの発売日と価格ですが、実はWebXR関係でも講演がありました。

Unlocking the Future of WebXR
Facebook for Developers - Unlocking the Future of WebXR | Facebook
(別ページでYou Tubeのような動画ページが開きます。Facebookアカウントでのログインが求められますが、ログインしなくても視聴できます)

今回はこの講演の内容をまとめてみました。

1. FacebookはWebXRに前向き

Oculus Go使用者の3分の2がOculusブラウザを使っているそうです。

2/3 Oculus Go users use Oculus browser

スマートフォンとのシームレスな連携を考えると、UnityやUnrealもよいが、Webであれば一環して使えるので前向きに考えているそうです。

An concept image of the same contents works on multi devices by WebXR

FacebookはReact.jsを推奨してますし、自然な気がします。講演中はReactベースでVRコンテンツを開発するためのライブラリ、「React 360」も紹介していました。

React 360 · Create amazing 360 experiences

まだよく調べてませんが、Oculus向けであればわりと色々できそうな印象を持ちました。

2. FacebookアプリとOculusブラウザ連携により、360度画像/動画の視聴が簡単にできるようになる

講演最後に表示されたサマリースライドの1に記載の通り、FacebookはWebXRや360写真/動画を使った方向に前向きです。

Summary slide of Unlocking the Future of WebXR in F82019

取り組みの一例として、 Facebookアプリ(スマホ)やFacebookページでは、360度写真/動画を手軽に保存できる機能 (Save to VR)と、保存結果をOculusブラウザで手軽にみられる機能を紹介していました。

前者の保存機能は、iOS、AndroidのFacebookアプリですでに入っていました。以下はiPhoneのスクリーンショットです。 (それぞれのアプリは2019/5/3時点で最新版)

An example screen shot of 360 photo save option in Facebook app

次に、Oculus Goのブラウザを開いてみました。講演で紹介された通り、Oculus ブラウザのトップページにはFacebook、Instagram、You Tubeなどのリンクが表示されています。

An example screenshot of Oculus browser on Oculus Go

ここでFacebookアイコンを選ぶと、Facebookに自動ログインできます。メニューから先ほどスマートフォンで保存した360度画像を表示させてみましたが、エラーがでて表示できませんでした。

An error of 360 photo view in Oculus browser on Oculus Go

講演では、使用時期について言及がありませんでした。もしかすると私のOculus Goのバージョンが古いのかもしれません。参考までに現時点のバージョンを記載します。新しくなることで使えるようになる可能性があります。

  • バージョン:3.60.36.146022136

  • ランタイムバージョン:3.12.28.147686067

  • OSバージョン:256880.5240.0

3. Oculusブラウザトップページに表示されやすくするため、自分のWebXRコンテンツの登録申請が可能になる

以下のURLから自分のWebXRコンテンツURLの登録申請ができるようになりました。

Facebook | Web XR Sign Up

WebXRには検索エンジンがないので、とだけしか言われてませんでしたが、おそらくGoogleのDiscoverのように、FacebookがWebXRコンテンツを管理し、個人に最適化したWebXRコンテンツをトップページに表示するという狙いだと思います。

参考:Google Discover - Search Console ヘルプ

4. おわりに

だんだんとWebXRを使う動きが広がっていると思いました。昨年からBabylon.jsの動向を追っているので、Web技術が盛り上がるのは嬉しいことです。

先日注文した Oculus Questが届いたら、UnityだけでなくReact 360、Babylon.jsでの使い方も色々調べてみようと思います。