CrossRoad

XRを中心とした技術ブログ。 Check also "English" category.

2024-01-01から1年間の記事一覧

2024年のBabylon.jsコミュニティーを振り返る

これは「Babylon.js アドベントカレンダー2024」の25日目の記事です。 最終日ということで、2024年のBabylon.jsコミュニティを振り返ってみようと思います。 1. コミュニティの参加人数 2. 勉強会 3. 書籍出版 4. 今後の予定など

htmlタグ形式で3Dモデルを表示できるBabylon Viewerについて

これは「Babylon.js アドベントカレンダー2024」の23日目の記事です。 今回は公式ドキュメントで紹介されているBabylon Viewerについて解説します。 1. Babylon Viewerとは 2.サポートしているファイルフォーマット 3. WebGPUが有効な場合、snapshot renderi…

glTF形式の3Dモデルを確認できるVisual Studio CodeのExtention "glTF Tools" について

これは「Babylon.js アドベントカレンダー2024」の19日目の記事です。遡って書きました。 Visual Studio Codeには、glTF またはバイナリのglb形式の3Dモデルを表示できるExtention (拡張機能) があります。この拡張機能による3Dモデル表示には、Babylon.jsが…

Babylon.js 公式ドキュメントで紹介されているheyVR.ioについて

これは「Babylon.js アドベントカレンダー2024」の10日目の記事です。遡って書きました。 Babylon.jsの公式ドキュメント にはいろいろな情報があり、Community Extensionsというコーナーもあります。 そこには、Babylon.jsと他のライブラリやサービスを組み…

Android XRアプリの利用形態について

Android XRについて調べています。今回はアプリの利用形態について整理してみました。 1. Android XRにおけるアプリの利用形態は"Home Space"と"Full Space"の2種類のみ 2. "Full Space"形態の持つ3種類の表示方法 2.1 Spatial Panels 2.2 3D models 2.3 S…

Android XRアプリケーションの4つの開発方法

日本時間の12/12に、Android XRという新しい仕組みが発表されました。 blog.google Android XRはWebXRの対応も明記されています。そこで、今回はAndroid XRに関する開発情報を書き出しました。 Babylon.js Advent Calendar 2024の14日目の記事として、Babylo…

UnityでつくったコンテンツをBabylon.js向けにエクスポートする「Babylon Toolkit」について:スクリプトを使った制御

これは「Babylon.js アドベントカレンダー2024」の9日目です。 前回の私の記事では、Babylon Toolkitの概要や環境構築方法を書きました。 www.crossroad-tech.com www.crossroad-tech.com 今回はUnityを開いてからの初期設定や、CubeとPlaneを置いたシーンを…

UnityでつくったコンテンツをBabylon.js向けにエクスポートする「Babylon Toolkit」について:初期設定からビルドまで

これは「Babylon.js アドベントカレンダー2024」の8日目です。 前回の私の記事では、Babylon Toolkitの概要や環境構築方法を書きました。 www.crossroad-tech.com 今回はUnityを開いてからの初期設定や、CubeとPlaneを置いたシーンをエクスポートしてブラウ…

Unityで作ったコンテンツをBabylon.js向けにエクスポートできる「Babylon Toolkit」について

これは「Babylon.js アドベントカレンダー2024」の6日目です。 UnityとWeb nativeとは勝手が違うため、両方のアプリ開発をするのは簡単ではありません。 このアドベントカレンダーで対象にしているBabylon.jsには、Unityで作った内容をBabylon.jsの形にエク…

Babylon.jsで作られたサンプルプロジェクトやゲームの紹介

これは「Babylon.js アドベントカレンダー2024」の3日目です。 qiita.com 今回は、Babylon.js forumで紹介されているサンプルプロジェクトやゲームを紹介します。 1. サンプルプロジェクトを探せるサイト 2. サンプルプロジェクトの例 2.1 Space Shooter 2.2…

Babylon.jsが初めての方向けの紹介やリンク集

これは「Babylon.js アドベントカレンダー2024」の1日目です。 qiita.com 初日ということで、初めてBabylon.jsを知ったという方向けの説明や役立つリンクなどを紹介しようと思います。 1. Babylon.jsとは 2. どうやって始めればよいか? 3. 勉強に役立つサイ…

PowerAutomate アプリが「サインイン中」で止まったままのときの対処方法

前回、Windowsアプリのアンインストールで出た0x80073cf6エラーの対処方法について書きました。 www.crossroad-tech.com 今回はこの記事の関連情報です。0x80073cf6が出た後にアンインストールしたPowerAutomateアプリが、再インストールしてもうまく起動し…

visionOS Engineer Meetup vol.7 オンライン会の内容をまとめてみました

visionOS Engineer Meetup vol.7に参加し、LTさせていただきました。 以下、概要です。 1. visionOS Engineer Meetupとは 2. LTの内容 2.1 マルチウインドウでアプリケーションの表現を拡張する 2.2 VisionOS2.0を使った新一万円札ARアプリ 2.3 visionOSデー…

Windowsアプリのアンインストールで0x80073cf6が出て失敗したときの対処方法

Windows11に変えてしばらくしてから、PowerAutomate Desktopにログインできなくなりました(現在も未解決)。 そこで、アンインストールを試したのですが、なぜか0x80073cf6というエラーコードが出て失敗しました。 今回は、0x80073cf6の対処方法とアンイン…

Mac (Sonoma) でGit not foundが出た時の復旧方法

普段Macを使っているのですが、開きっぱなしだったVisual Studio Codeでgit pullしたらエラーが出ました。 今回は、このようにGit not foundが出たときの対処方法を記載します。 1. xcodeを再インストールしたら解決した 2. おわりに

Babylon.js × PlayCanvas コミュニティ合同LT会 の内容をまとめました

ランキング参加中JavaScript ブラウザで動く3DCGを作る方法は色々あり、このブログでよく紹介しているBabylon.jsはその中の1つです。 別の方法としてPlayCanvasもあります。今回は、PlayCanvasコミュニティの方々と合同でLT会を開催しましたので、その内容…

Babylon.js ゆるほめLT会 vol.3 の内容をまとめました

Babylon.js Japanコミュニティ主催で「ゆるほめLT会 Vol.3」を開催しましたので、内容をまとめてみました。 1. Babylon.js ゆるほめLT会とは? 2. 発表内容 2.1 超ぷち点群データを生成させて表示した話 2.2 Babylon.js × microCMS でフォトギャラリーサイト…

Presence Platform Hackathon | Japan 2024 のユーティリティ部門で優勝しました

2024/7/9~7/12の期間中、Meta OfficeでPresence Platform Hackathon | Japan 2024というハッカソンイベントがありました。 審査の結果、ユーティリティ部門で優勝となりましたので報告いたします。 1. Presence Platform Hackathonとは 2. ハッカソンでつく…

Meta XR Simulatorも活用したQuestアプリ開発方法について

Meta QuestデバイスはPCのGPUを必要とせずに使用できるため、アプリ開発についてもMacやGPU非搭載のWindows PCで行うことができます。 ただ、GPU搭載WindowsPCであれば、Unityで開発するときUnity Editor上でQuestデバイスの実機の挙動を確認できます。 最近…

Unityで"Error searching for packages."や"Failed to call Unity ID to get Auth code"が出たときの対処方法

小ネタですが、書いておきます。 1. タイトルのエラーが出ると、Unity Package Managerでパッケージがダウンロードできずビルドも失敗する 2. 解決方法:Unityを再起動する or Unity Editor上でサインアウトしてからUnity Editorを再起動する 3. おわりに 環…

visionOS Engineer Meetup vol.6 オンライン会の内容をまとめてみました

visionOS Engineer Meetupに初めて参加し、発表させていただきました。 興味深かったので、概要まとめてみました。 1. visionOS Engineer Meetupとは 2. LTの内容 2.1 visionOSアプリを作るなら今がチャンス! 2.2 PolySpatial 向けHandGesture ライブラリを…

Meta Questデバイスで位置情報を表示してみる

最近、Vision ProやMeta Questを色々触っています。今回はMeta Questで位置情報を取得する手順をまとめました。 1. 前提 1.1 MetaQuestで位置情報が使えることは公式HPで明記されている 1.2. UnityではLocation Serviceという仕組みで位置情報を取得できる 2…

Godot EngineでVision OSアプリをビルドして動作確認しました

最近何度か分けて書いていましたが、きりがよいところまで確認できたのでまとめます。 参考のため、Godot Engineのインストールから書きました。 1. インストールからビルドまでの手順 1.1 Godot Engine、xcodeをインストールする 1.2 GodotVisionのリポジト…

Apple Developer Program (個人)の申請から完了までをまとめました

調べてもほとんど情報がないのと、たどり着いた情報の中に自分のエラーが含まれていなかったのでまとめてみました。 この記事の対象となる方:Apple Developer Programを個人として契約したいが、申請手続きがうまくいかない 2025/10/12追加: ご参考です www…

PLATEAU LT06の概要をまとめてみました

このブログでも時々紹介しているPLATEAUについて、Lightning Talkイベントがありました。 参加+登壇したので、概要をまとめてみました。 1. PLATEAUとは 2. PLATEAU LTとは 3. 発表 3.1 建設設計用途での属性データ活用 3.2 Machi Plusの今後の開発について…

Godot EngineでiOS, VisionOSアプリをビルド(エクスポート)するときの初期設定

前回に引き続き、Godot EngineでVisionOSアプリを開発する方法を調べています。 今回は、Godot EngineでiOSアプリをビルド(Godot Engineではエクスポートと言います)するときの初期設定です。 1. Godot Engineではエクスポート用のテンプレートファイルをイ…

Godot Engineで「godot-joit_macos_editor.framework は開発元を検証できないため開けません」が出たときの対処法

Godot EngineでVision OSアプリ開発ができそうと知ったので、少し調べています。 何回かに分ける予定ですが、ひとまず最初に詰まったところを書き出しました。 1. Godot EngineのVisionOS向けサンプルリポジトリ 2. 「〜開発元を検証できないため開けません…

Unity-StarterSamplesを使ったMeta Questアプリをビルドする手順について

Meta Questのアプリビルド手順については色々な解説記事があります。 なぜか自分の環境ではそれらの記事通りにできなかったため、改めて手順をまとめました。 1. Unity2022の環境構築 2. Unity-StarterSamplesリポジトリ、Meta XR Core SDK、Meta XR Platfor…

Babylon Nativeを使ったネイティブアプリ開発 (Android)

Babylon.jsはJavaScript/TypeScriptを使ったフレームワークのため、ブラウザ用コンテンツを作るのが基本的な使い方です。 一方、Babylon.jsで書いたコードを元に、Windows/iOS/Androidのネイティブアプリを開発する「Babylon Native」という方法もあります。…

解説:Re:VIVEW記法のfootnoteのフォントサイズを調整する方法 (#技術書典)

かなりマイナーなネタですが、他に情報を見つけられなかったので書いておきます。 背景 ・技術書典16向けに書いている「Babylon.js レシピ集Vol.4」でfootnoteに書いたURLがはみ出してしまう 対応 ・articles/sty/jsbook.cls、およびtechbooster-doujin-base…