CrossRoad

XRを中心とした技術ブログ。 Check also "English" category.

xR with Anything Meetup #03の講演をまとめてみました

xRAM (クラム と読みます) というコミュニティよりご連絡があり、参加および発表させていただきました。

xRAMは技術紹介、共有だけでなく、XRに興味ある企業・クリエイターが集まり交流できることを目指しているコミュニティです。

普段あまり知らない分野の講演が多く勉強になったので、簡単ですがまとめてみました。

1. xR with Anything Meetup #03とは?

イベントページの説明を引用します。

オンライン/VR空間でIT、xRやクリエイティブの面白い技術やノウハウを気軽に発表/展示できる勉強会です。
XR、Web、クリエイティブ、マーケティング、AI等々、ITや科学の面白い技術やノウハウを気軽に発表/情報共有/交換。または、クリエイターやエンジニアとの交流や自作アプリやシステム、創作物をのお披露目ができる場としての定期イベントです。(技術書典的な内容をプレゼンするイベント)

引用元:

xR with Anything Meetup #03 - connpass

メイン会場はclusterです。ゴースト機能があって少なめに見えますが、実際は70人近くが参加されているそうです。

xrWithAnythingMeetup4_cluster_room

2. 聴講したLT

2.1 バーチャルSNSはSNSではない!? バーチャルSNSに今私たちが夢中になっている理由を紐解き、さらにSNSの未来を考えてみたい

発表者:でんこ📡VR文化アンバサダー / バーチャルゲームライター (@denpa_is_crazy) | Twitter

・VR SNSは、つながった関係を深くするもの

・これまでのSNSに対して、新しいSNSは、双方向性とリアルタイム性を持つ (例:clubhouse)

・新しいSNSでは、双方向性とリアルタイム性から生まれる情報量の差 (Twitterはテキストなので時間差がある、clubhouseはリアルタイムだが情報量が少ない)

・→VR SNSがよいのは、双方向性+リアルタイム性だけでなく、アバターを使うことによる「場所の共有」もあるため。場を共有できるから辞められない

・結論:VR SNSは、体験を共有する「場」である

・補足:全人類はVR SNSをやるべきか?答えは否。→つながりの薄いFacebookやTwitterでも疲れてしまうのが実態。つながりの太いVRSNSを全員がやる必要はない

・補足2:未来のSNSとは?情報量によってSNSを選ぶ時代になるのでは?その中で、もっと情報量の少ないSNS (例:スタンプだけでコミュニケーション) も出るかもしれない

・スライドは後日公開予定

2.2 clusterを始めとする「音声」を活用したプラットフォームの可能性についての考察~鬼ごっこ協会の事例から~

発表者:平峯 佑志|Yushi Hiramine (@Yuushi_Hiramine) | Twitter

・協賛講演

・鬼ごっこ協会とは?
www.onigokko.or.jp

  • 鬼ごっこを通じて心身の健康を高めることが設立理念。多数の大会を開催

・なぜ、鬼ごっこ協会が音声配信をしたか?→コロナ禍でイベントができない、人と会えない、行動変容が起きている。これらを打開するために音声配信を検討

・いろいろな音声配信を考えた
- 1 ラジオ的な音声配信 (日本だとVoicy, Stand fm, radio talkなど)
- 2 SNS型の音声配信 (例:clubhouse, Twitter space)
- 3 バーチャル空間型の音声配信 (例:cluster, REALITY, VR chat)
- 4 ライブ配信型の音声配信 (例:you tubeなど)

・stand fm、clubhouseをやってみた感想
- 時間を取られない
- 準備するものが少ない (部屋の片づけ、装飾などを気にしなくてよい)
- 声がもたらす安心感がある
- 気軽で準備いらずに人とつながれる

2.3 ぼくが大ケガして、VRにハマって、VR本を出版するまで

発表者:ひら吉/hirakichi@温泉街のビーセイ猫🐱 (@hirakichiVR1) | Twitter

・VRChatでワールドを作ったり、vket5で出品経験あり

・VR本をkindleで出版

VRのすごさ~30代の会社員が1年間没頭して見えたこと~: もっと多くの人にVRを知ってもらいたい!

・護身術の訓練中にケガをした。訓練をやめて暇になったことでOculus Questを購入しVRへ

・Beat Saberを楽しんだ後にVR Chatへ。そこで「ぴゅあ吉さん」の主催するQuestラジオ体操部に参加し、イベントへの参加が増えた

補足:ぴゅあ吉さんについては、以前参加したイベントで登壇されておりましたので、参考のため掲載します

www.crossroad-tech.com

・VRをみんなが使う ⇔ 特定の嗜好の人が集まる というギャップを避けるために、いくつか工夫した
- 30-40代のビジネスマンが主要読者であるkindleを選んだ
- VRを始めるとき、いくらかかるか、何が必要かなどを書いた
- 一般的な人が知っている言葉だけで書くことを意識した。なので、出版経験があり、VRやゲームを知らない知人に推敲を依頼した

・結論:VRの外の人に向けて情報発信していこう!

2.4 社会人の僕がVRでライブをした理由

発表者:托 a.k.a Tokky (@crasythunder) | Twitter

・a. k. a = as known as = またの名を

・曲を作ってライブを、となったときに新型コロナが流行し、ライブができる状況ではなくなった

・VRでライブをする方法を検討し、Rec Roomでやってみることにした

・ハードルは色々
- 機材とソフト
- 音声の同期 (ヤマハの「シンクルーム」)
- オーディエンスはRecRoom Japan

初めてのライブを今年の4/29に実施

First VR live screenshot of Ichiren-takusyo

・そもそもの目標:自分の作った音楽で人を楽しませたい、ライブもやってみたい
→オリジナル曲を作った、20人以上のライブをした、グッズを売ることができた、MoguLiveに取り上げてもらえた

www.moguravr.com

・VRは、完璧でなくても物理的な制約を超えて夢がかなうもの

・次のライブは7/18に実施予定

2.5 録画登壇:VR展示会「マジカルサバト」の事

発表者:Tosiakix (@Tosiakix_WoT) | Twitter

・マジカルサバト:「魔法使い」、「悪魔」その他マジカルなテーマの作品を集める展示会

・公式サイトに詳細説明あり

マジカルサバト
VRChat上で行う、魔法や悪魔の、マジカルな展示会
出展条件 : 自身がマジカルな存在であること(と思っていること)。
魔法使いを始め、悪魔、妖精、マジカルなパーティクル、マジカルなアクセサリー、マジカルなアバターなど科学では説明できないモノを展示販売するイベントです。
一般的なブース形式に加え、杖一つ、帽子一つなど、アイテム1点からも入稿可能!
是非マジカルな方はご参加ください!
出展登録・入稿可能期間:3月7日 ~ 7月25日
開催期間:8月1日 ~ 8月5日(最終日は記念集会・撮影会)

引用元:https://tosiakix.github.io/

2.6 科学や研究の世界を身近に!SciKaleido 活動紹介

発表者:みっつ (@Mittsujp) | Twitter

SciKaleido (サイカレイド) の公式HP

sites.google.com

twitter.com

(すいません、clusterの調子が悪くて音声が聴き取れませんでした、、)

2.7 もっと知って欲しいNeosFesta3!

発表者:Hamadori🦉 (@Hamadori_vrq) | Twitter

NeosFestaとは?

NeosFestaはNeosVRで開かれるノンジャンルの展示会です。
クリエイターの方々が日頃の成果を披露するのに最高な場所を提供します。
未来のクリエイターフェスティバルにぜひご参加ください。

引用元:Hamadori🦉 (@Hamadori_vrq) | Twitter

・NeosFestaでできる新しい展示体験

(1) NeosVRで行う共同作業
資料などのキャプチャ、3Dモデルのサイズ、距離感などをVR空間で修正できる

(2) 出展の自由度の高さ
NeosVRで表示できるものならば何でも出展可能。ワールド丸ごとだったり、小物だったり。

(3) 画期的な入稿システム
VR内で入稿が可能。VR空間上で直接プレビューして確認可能

youtu.be

2.8 VR空間での個人展示からコラボ展示を通して

発表者:りおもろ@バーチャル展示会&野良イベンター (@ri0M0ro) | Twitter

・個人展示を開催するときのハードル:場所を借りる費用、コロナ禍、、→VR空間で展示を行うことで、行動やコミュニティの拡張ができるようになった

・clusterで「fakeBlue アオノセカイ」を開催 (2020/8のイベント)

cluster.mu

・バーチャルラボロ展 を開催 (2021/2-3)
バーチャルの展示・イベントにリアルサイドの人を呼び込む。  

cluster.mu

・壁と窓と陰なフェチ展 (2021/5)

cluster.mu

・展示すること、展示会の開催に対するハードルが下がる。表現の幅が広がった。リアルを交えて行うことでもっと可能性がありそう

2.9 Unityのようにコンテンツ開発ができるBabylon.js Editorに、チュートリアルとWebXRテンプレートを提供したお話

私の発表です。Babyon.jsが初めての方向けの説明や、ここ最近の活動を紹介させていただきました。

speakerdeck.com

WebXRコンテンツの開発方法のリンクも色々入れているので、興味ある方はご覧いただければ幸いです。

2.10 わたしのパーティクル ライブの作り方

発表者:白いゆきんこ (@shiro_kuro11) | Twitter

・VRを使ったMV (Music Video) の紹介

・VRでの演出はすごいものが多い。だけど、自分も周りも「すごいのだけど何がすごいかわからない」
→すごいことがわかるように、ストーリーにしたり、よく見るとわかる気づきのようなものを工夫している

2.11 録画登壇:VRChat DJとDJ指導について

発表者:クランプクロウ/kuranpukurou (@kuranpukurou) | Twitter

・VRChatでのDJの利点は?
世界中のどこからでもできる、箱代 (場所代) がかからない、気軽にスタートできる

・DJに必要な機材は?
DJ機材からPCに音を渡すしかけ:オーディオインターフェースとPC。4万円前後あればはじめられる

・配信方法
Twitchで配信、ボイス出力、topazchat (トパーズチャット)
topazchatを使うと、VRChat内だけで配信ができるようになる。

booth.pm

2.12 主催者からの次回以降のイベント告知

・次回は8/21に実施予定

xram.connpass.com

・12月にXR Kyougi (仮) という12時間のイベントを実施予定

3. おわりに

普段技術系の情報収集の方が多いので、クリエイター系の活動の最前線がわかってとても勉強になりました。このコミュニティは技術とクリエイターの融合を目指しているとのことですので、また機会あれば次はクリエイター近い技術面で発表できればと思いました。