前回は、Structure SensorのアプリをUnityで作る方法を紹介しました。
iOS向け3Dスキャナ「Structure Sensor」のUnitySDKの使い方解説とTips紹介 - Cross Technology
今回は、Structure Sensorの新機能「Bridge Engine」について調べた内容をまとめました。
1. Bridge Engineとは?
Structure Sensorの新しい空間認識技術の名称です。Structure SensorのDeveloper サイトには、「Bridge Engine betaへの申し込みフォーム」があります。
そもそも「Bridge Engine」て何だろうと思って調べたところ、より精度と追随性の高い空間認識技術であることがわかりました。
以下は2016年の1月に公開された動画です。
動画だけだと断定はできませんが、空間にあるオブジェクトを広範囲で認識しています。
2. Bridge Engineの特徴
2-1. 6-DoF Tracking With Depth & Color
空間を三次元的に、かつ色情報ありで識別するようです。
2-2. Extension of Structure Sensor SDK
SDKはXcodeのSceneKit、およびOpenGL ESベースです。(Unityについては言及ありませんでした)
2-3. βプログラムの開始と参加者
2016年3月頃から、限られた数社、または開発者にβプログラムを提供しており、彼らによっていくつかコンテンツが作られてるようです。
個人的には全部CGにも見えてしまうので、実際に作って試してみたいところです。
3. βプログラムに参加するには?
以下の条件を満たした上で冒頭の開発者フォーラムで連絡すると、参加できそうです。ただし、Access is limitedとあるので、関連技術があるとか自己アピールをしたほうがよさそうです。
・Structure Sensorを持っていること
・Bridge Engineを使ったアプリの案、または完成予定日を事前に提案できること
・Bridge Engineを使って作ったアプリをYou Tubeなどで公開できること
・A8チップ以上を搭載したiOSデバイスを持っていること(iPad Air 2、Mini4、iPhone6sを含む)
・Bridge Engineの試用前に、NDAに署名できること
4. 感想
冒頭の動画を見る限り、HoloLensのような空間認識が精度高く実現できそうなので、とても気になります。
ただ、HoloLensやMeta2で試したいことが増えてしまったので、Unityが使えない環境で開発をする時間が取りづらく、少し後になるかもしれません。
また情報が得られたら更新したいと思います。