いつも通り全講演の内容を紹介します。
1. WebXR Tech Tokyoとは?
これまでこのブログでも何度か紹介したxRTechTokyoと同じく、@ikkou さんが主催されています。以下、公式HPの説明を引用します。
xR Tech Tokyo は「発表」だけでなく個々の開発者/クリエイターによる「展示」にも重きを置いています。
この「展示」に関しては xR と言えど物理会場なし有意な体験を得ることが難しいのが実情です。そのため、昨今の新型コロナウイルス感染症の流行を鑑み、当面の間は xR Tech Tokyo の開催を見合わせています!
そこで当面の間はブラウザさえあれば体験可能な WebXR ( WebVR, WebAR ) に特化した WebXR Tech Tokyo を、バーチャル空間のイベントスペースである cluster を会場として開催します!
引用:https://vrtokyo.connpass.com/event/218029/
XRに関する勉強会は多数ありますが、私の知る限りこのイベントでは毎回100人近くの参加者がいる規模の大きなものです。
2019/2/17 (14回目) :2042人
2019/4/20 (15回目):2173人
2019/6/23 (16回目):2324人
2019/8/18 (17回目):2493人
2020/4/27 (0回目 @ cluster) :2794人
2020/6/29 (1回目 @ cluster) :2948人
2020/8/24 (2回目 @ cluster) :3193人
2020/10/28 (3回目 @ cluster) :3333人
2021/1/28 (4回目 @ cluster) :3350人
2021/5/24 (6回目 @ cluster) :3392人
2021/7/26 (7回目 @ cluster) :3407人
過去のイベント内容はこちらを参照ください。
【2019/3/16講演スライドリンク追記】xR Tech Tokyo #14 で聴いた講演内容をまとめてみました - CrossRoad
【2019/8/18更新】平成最後のxR Tech Tokyo #15 の全講演をまとめてみました - CrossRoad
A meetup report : highlight of xR Tech Tokyo #15 in Japan - CrossRoad
【2018/6/26更新】令和最初のxR Tech Tokyo #16 の全講演をまとめてみました - CrossRoad
【2019/8/28追記】xR Tech Tokyo #17 の全講演をまとめてみました - CrossRoad
【2020/5/5追記】WebXR Tech Tokyo #0 の全講演をまとめてみました - CrossRoad
WebXR Tech Tokyo #1 の全講演をまとめてみました - CrossRoad
WebXR Tech Tokyo #2 の全講演をまとめてみました - CrossRoad
WebXR Tech Tokyo #3 の全講演をまとめてみました - CrossRoad
WebXR Tech Tokyo #4 の全講演をまとめてみました - CrossRoad
WebXR Tech Tokyo #6 の全講演をまとめてみました - CrossRoad
ご参考:clusterやHubsで発表することがある場合、以下をご参照ください。
2. 講演
2.1 Recent Feature Topics on WebXR 2021-07
発表者:HEAVEN ちゃん (@ikkou) | Twitter
■Brushwork
ここに紹介があります。Oculus Questのブラウザでも動くようです。
■Virtua Figther
SEGAによるWebARコンテンツです。このURLで表示されたページにリンクがあり、そこから体験できます。
顔認識ライブラリはJEELIZを使っているそうです。
■WebKit
Appleが主導するOSSのブラウザエンジン「WebKit」にて、WebXRの対応がIn Developmentになりました (2021/2頃)。7月現在アップデートはなし
WebKit Feature Status | WebKit
一方、WebGL2への対応が発表され、ようやくChromeやFireFoxと足並みが揃った
参考:WebGL2.0について
2.2 PLATEAUの3DCGモデルをWebXRコンテンツ向けに調整するBlenderのPythonスクリプトについて
発表者:Limes (@limes2018) | Twitter
私の発表です。スライドは以下の通りです。
1分程度の解説動画を作りました。
紹介しているPythonスクリプトです。
2.3 TDPT+VMCプロトコルOnWebRTC
発表者:Hironori (@hironori_yan) | Twitter
株式会社デジタル・スタンダード所属の方のご発表です。
スマートフォン2台とPCのみで2人の人の全身の動きを2人のアバターに反映させ、同一空間で同期表示させる仕組みについて解説されています。
TDPTとは?
カメラからの映像や動画から全身の関節の3次元座標を検出するiPhone用(iOS版)アプリケーションです。
全身の関節の3次元座標の情報を自社開発のAI技術(ディープラーニング)を用いて、リアルタイムに高速で処理することができます。
引用元:「TDPT」をリリース致しました (”TDPT” has been released.) | デジタル・スタンダード公式
VMCプロトコルとは?
Virtual Motion Capture Protocolはバーチャルモーションキャプチャーの情報を送受信するためのプロトコルです。( VMCプロトコル 、ばもきゃプロトコル と呼ばれることもあります。)
ハッシュタグは #VMCProtocol
引用元:Virtual Motion Capture Protocol (VMCProtocol 公式ページ) | VirtualMotionCaptureProtocol
vrmはthree-vrmで読み込み
3. おわりに
PLATEAUの調査も一区切りついたので、Babylon.js EditorだけでなくGodot Engineについても調べていきたいと思います。