Eveny Relities G2には、スマートフォン向け公式アプリが提供されており、その中にEven AIという機能があります。
Even AIはいわゆるChatGPTで、問いかけに対して返答してくれます。モデルはPerplexity AIかEven AI(中身は不明) ですが、自分の任意のモデルを選ぶ機能は入っていません。
そこで、今回は自分のモデルを使うための第一歩となる検証として、Azure Open AIに問い合わせたテキストがG2に表示される処理を作ってみました。
検証した環境
- Mac OS Tahoe 26.2
- Python 3.14.2
- 1. Azure Open AIとは
- 2. Azure Open AIのリソース構築
- 3. Pythonを使ってAzure OpenAIを呼び出す
- 4. Azure OpenAIへの問い合わせ結果をG2で表示してみる
- 5. おわりに
1. Azure Open AIとは
Azureが提供している機能の1つです。ChatGPTの各種モデルを使うことができます。
Open AIとAzure Open AIの違いはこちらをご参考ください。
ent.iij.ad.jp
Azureの中でリソースを作り、そこでendpoint URLとAPI Keyを取得し、これらをPythonプログラムから呼び出すこともできます。
2. Azure Open AIのリソース構築
こちらの手順を参考にさせていただきました。書いてある通りの手順で構築できたので、説明は省略します。
qiita.com
Azure上でAzure OpenAIのリソースを作ると、「Foundaryポータルに移動」というボタンが表示されます。以下の画像の通りです。
Microsoft Foundaryの画面例です。このように質問して回答を表示させることができます。
この画面にある「コードの表示」を実施すると、このモデルを呼び出すためのサンプルコード、エンドポイント(アクセス先のURL)、API Keyが表示されます。
3. Pythonを使ってAzure OpenAIを呼び出す
試しにPythonを選んでコードを表示したところ、Microsoft Foundaryの画面で試した質問 (ここでは「2023年の日本で一番有名な本の〜」) の質問がjson形式で入っていました。
#azure_open_ai_sample.py from openai import OpenAI endpoint = "<your endpoint>" deployment_name = "gpt-4.1-mini" api_key = "<your-api-key>" client = OpenAI( base_url=endpoint, api_key=api_key ) completion = client.chat.completions.create( model=deployment_name, messages=[ { "role": "user", "content": "2023年の日本で一番有名な本のタイトルと要約を教えてください", } ], ) print(completion.choices[0].message)
endpointとapi_keyを入力してこのように実行すると、回答がcmdに表示されます。
$ python3 -m venv .venv $ . .venv/bin/activate (.venv) python3 $ python3 ./azure_open_ai_sample.py
4. Azure OpenAIへの問い合わせ結果をG2で表示してみる
ここからが本題です。先ほどのAzure OpenAIへの問い合わせ結果をG2に表示してみました。
すでに動いているコードがPythonであり、[PCとG2を接続して検証しているリポジトリ] (https://github.com/i-soxi/even-g2-protocol) があったので、このリポジトリをforkして確かめました。
環境構築方法や動作方法はReadme.mdに記載しました。
このリポジトリをclone or zipダウンロードし、Azure OpenAIで作ったエンドポイントURL, API Keyを入力しておくことで、PCとG2を接続してAzure Open AIの回答結果をG2に表示できます。
以下は、Azure Open AIの回答の最後部分をprintで表示した例です。
=== Page 7: 173 bytes, 10 lines === Line 0: '新たな目標や方針を発表し' Line 1: 'ました。' Line 2: ' ' Line 3: 'このほかにも、世界各地で' Line 4: '重要な政治・経済・社会の' Line 5: '出来事がありました。もし' Line 6: ' ' Line 7: ' ' Line 8: ' ' Line 9: ' ' Line 10: '' === Page 8: 109 bytes, 10 lines === Line 0: '特定の分野や地域について' Line 1: '詳しく知りたい場合は教え' Line 2: 'てください。' Line 3: ' ' Line 4: ' ' Line 5: ' ' Line 6: ' ' Line 7: ' ' Line 8: ' ' Line 9: ' ' Line 10: ''
今回検証した限りでは、G2では1行に13文字程度しか表示できませんでした。(公式に公開されるG2向けSDKではそういう問題はないと思います)
そのため、不自然なところで改行しています。
また、1つのPage = 1つの画面の大きさ で10行表示できるはず、6行を超えるとエラーになってしまうため、Line6以降が空欄になっています。
Page8付近をG2で表示したときの画面です。
5. おわりに
改行の見づらさはありますが、これでEven Realitiesが準備しているLLM以外を使うことができます。
Azure Open AIの呼び出し方はわかったので、公式SDKが出たときにも使えそうですね。



