ブラウザで動く3DCGを作る方法は色々あり、このブログでよく紹介しているBabylon.jsはその中の1つです。
別の方法としてPlayCanvasもあります。今回は、PlayCanvasコミュニティの方々と合同でLT会を開催しましたので、その内容を報告いたします。
1. イベントの概要
サイトの紹介を引用します。
この度、PlayCanvasコミュニティ様と合同LTイベントを開催することとなりました!
Babylon.jsとPlayCanvasは、Webブラウザ上で3D表現を行うライブラリ・ツールという点で類似点がとても多いですが、それぞれ使い方や考え方が違う部分もあると思います。
ということで今回は「Babylon.jsとPlaycanvasの概要・使い方・思想などを比較しながら学べるイベント」をコンセプトに掲げ、両ライブラリについてのLTを通して一緒に学んでいきましょう!
そして参加される皆様にはぜひ、推しのライブラリとしてBabylon.jsやPlayCanvasの布教もしていただけたら嬉しいです!
Babylon.js・PlayCanvasが好きな方
両ライブラリの事が気になっている方
最近どちらかに入門したよという方
どの人でも大歓迎です!
引用:Babylon.js × PlayCanvas コミュニティ合同LT会 - connpass
当日はPlayCanvas、Babylon.jsの概要紹介、その上でそれぞれの分野に関するLTという流れで進みました。
2. 発表内容
2.1 PlayCanvasのご紹介
発表者:はが さん (@mxcn3
PlayCanvasのコミュニティでご活躍されているはがさんのご発表です。PlayCanvasの概要をご紹介いただきました。
・PlayCanvasは、イギリスのPlayCanvas社が2010年から活動。PlayCanvas engineとeditorがある
・PlayCanvas エンジンはMITライセンスで提供
・PlayCanvas エディタ。プロジェクト上の開発から公開まで対応している。fbx, glbなどに対応
・PlayCanvasを使ったチーム開発も可能。最大64人まで使用可能?
2.2 Babylon.js のご紹介
発表者:limes (@limes2018 )
発表スライド
私の発表です。Babylon.js が初めてという方向けに概要を紹介しました。
2.3 Babylon.js LT 1「3D ブラウザゲーム開発を始めたい人のために準備している話」
発表者:やまゆ さん (@akai_inu)
・やまゆさんは「babylon-vrm-loader」の開発者 & Babylon.js勉強会共同代表
・3Dブラウザゲームを作りたい。Unity WebGLが主流だが癖もある
・とはいえ、Babylon.jsははやっていない。日本語情報が少ないから?サンプルはあるけど、自分の作りたいものに近いサンプルがないから?
・もっと資料を増やすのも1つの解 ->Zennを使ってBabylon.jsに関する書籍を執筆中
・Babylon.js JPサイトを開発中
・GitHub Discussionを活用して、Babylon.js Forumみたいな会話ができる場所も検討中
2.4 PlayCanvas LT 1「Playcanvasでこんな物作ってます」
発表者:vircre01さん (vircre01 )
・20年近くアパレル業界で活躍されている
・PlayCanvasを始めた
・色々開発されている
・PlayCanvasのいいところ
2.5 Babylon.js LT 2「絵文字デコーディングできるbabylon.js」
発表者:Okaさん
・Apple Vision ProでBabylon.jsが使えるときいて、Babylon.jsの勉強を始めた
・つくったもの:コードに絵文字の赤い丸を混ぜると、3D viewで赤いsphereが出てくる
2.6 PlayCanvas LT 2「Re:ゼロから始めるPlayCanvas本執筆作業」
発表者:かーでぃさん (@_0447222690292 )
・技術書典でBabylon.jsの本を書いていることから、PlayCanvasの本の執筆依頼があって書いた
・執筆するにあたり、「イチから始めるPlayCanvas」のハンズオンに参加した (vircre01さんが講師)
・ハンズオンで使用したPlayCanvas Editor
・ 勢いを大事にして活動したい
3. おわりに
PlayCanvasとBabylon.jsという2種類の内容があり、色々と勉強になることが多かったです。
Babylon.js勉強会のDiscordにはPlayCanvasに関するチャネルを開設しています。
Babylon.js 、PlayCanvasのいずれか、あるいは両方にご興味いただけましたら、ぜひご参加ください。