CrossRoad

XRを中心とした技術ブログ。 Check also "English" category.

Babylon.js 勉強会 Vol.4の概要をまとめました

今回で4回目になる勉強会の内容をまとめました。

English version

www.crossroad-tech.com

1. Babylon.js Japanとは?

Babylon.jsに関する勉強会の告知、コミュニティ内での知見をシェアするグループです。2022年4月に開始しました。

babylonjs.connpass.com

2025/5/28時点で登録者は586人です。

発表はYou Tube Liveでも配信されました。(後日アーカイブを公開予定です)

当日はオンライン参加で25名程度にご参加いただきました。

他の方の参加レポートです。

note.com

2. 発表内容

2.1 Babylon.js JAPAN 活動紹介

発表者:やまゆさん (@akai_inu )

2024年のBabylon.js JAPANの活動を紹介いただきました。

詳しくは公開予定(とのこと)のスライドをご覧ください。

2024年はPlayCanvasコミュニティとの合同勉強会も開催されるなど、より活動の幅が広がっていることをご確認いただけると思います。

最後に、今後の活動案も紹介いただきました。

Upcoming event of Babylon.js Japan

2.2 Babylon.js 8.0 新機能まとめ

発表者:にー兄さん (@_ninisan_drumath)

speakerdeck.com

8.0の新機能を色々と紹介いただきました。

・今回の新機能はとにかく多かった。数十個くらいある

・メジャーバージョンは年1回。マイナー変更のリリースは週1回くらい

・突然新機能が出るのではなく、7.0以降の更新の中で安定させて8.0になる

・今回もかっこいいリリースビデオが出ている

youtu.be

・色々な機能からいくつか紹介。たとえばArea Light。

・デモがきれい。動くオブジェクトに対して動的に影がかかるようになっている

https://playground.babylonjs.com/#TZQ4G7#5

・詳細は後日公開予定のスライドを参照

2.3 kintoneとBabylon.jsと私

発表者:かーでぃさん (@_0447222690292 )

Kintoneとは?

業務のシステム化や効率化を実現するアプリが「シュシュッと」つくれるノーコードツール

kintone.cybozu.co.jp

・Kintone上でBabylon.jsのViewerを入れて、3Dモデルの表示ができるようにした

・ChatGPTを使って作った。いきなり最終系ではなく、Kintoneでglbファイルを表示するなど1歩ずつ作った

・詳細はBabylon.js レシピ集 vol.6で解説予定

techbookfest.org

2.4 Babylon.jsとScaniverce

発表者: 犯人はヤスさん (Ykoba791 )

docs.google.com

・Babylon.jsではspz (ガウシアンスプラッティングの拡張子)に対応している

・ImportMeshAsyncで読み込み可能

https://doc.babylonjs.com/features/featuresDeepDive/mesh/gaussianSplatting/

・ガウシアンスプラッティングで撮影したデータに不要な映り込みがある場合

・直方体の領域を作り、その中にある点の透明度をあげることによって、不要な背景を非表示にできる

・ブラウザでここまでできる。応用が広そう

2.5 Babylon.jsで簡単なゲームを作ってみよう

発表者:limes (@limes2018)

私の発表です。

speakerdeck.com

ソースコードはこちらにあります。
https://playground.babylonjs.com/#9ENN6N#19

また、詳細はこちらで解説しておりますので、もしよろしければぜひご覧ください。

techbookfest.org

3. おわりに

メジャーリリースに合わせたイベントは4回目になります。外部サービスの連携やGaussian Splattingでの3Dトリミングなど、今回もBabylon.jsの興味深い活用法が紹介され、大変勉強になりました。

Babylon.js Japanについては海外の公式フォーラムでも認知されております。今年は、生成AIとBabylon.jsなど、さらに広がりのあるテーマにも取り組んで、盛り上げていきたいと思っています。