English version is here.
Meta2 SDK is updated to 2.6! More stable and new feature "Limited Mode" - CrossRoad
Meta2 SDKが2.6になりました。いくつか変化があったので、まとめておきます。
0. 準備と注意点
これまでと同様、古いSDKをインストール済みの場合、先にアンインストールする必要があります。そして、今回は NVIDIA driver が390.77 (ver2.60リリース時点で最新)としてください。
また、対応する各種バージョンは、下記のとおりです。
Release version: Beta 2.6.0
Environment: Windows 10 64-bit (Note: Fall Creators Update is supported)
Compatible Unity versions: 5.6.0f3 and 2017.3.0f3
Firmware version: 1.41
Meta Workspace version: 1.7.0
その他詳細は下記をご確認ください。
https://docs.metavision.com/external/doc/latest/sdk_release_notes_260.html
1. 安定度改善
こんな感じでした。
Meta2のSDKが2.6になりました。2.5よりもさらに安定していて、7畳程度の部屋なら歩き回ってもロストしなくなっていました。スクショがわかりづらいですが、視野角広いので100cmくらいの心臓がそのまま見えるのは面白いです😃 #Meta2 pic.twitter.com/CLL6BG7r7C
— Limes@時々結婚式ムービー作成中 (@WheetTweet) 2018年2月24日
改めて動画に撮ってみました。視野角が広いのと解像度が高いのでかなりよいと思います。
どこか広い部屋を借りられれば、もう少し検証してみようと思います。
2. Limited Mode追加
Limited ModeをOnにすると、HoloLensでいうところのBody Lockになります。Offにすると、オブジェクトが元の位置に戻って"World Lock"に戻ります。動かしてみるとこうなります。
Unityで調整するには、MetaCameraRigのSLAM Localizerコンポーネントにある”Rotation Only Tracking"をOnにするとよいようです。
しかし、試しにチェックをつけて実行したところ、"Waiting For Sensor"の表示のまま進まなくなりました。今回はキーボードショートカットを使って再現しています。(F9を押します)
なお、Limited Mode On (Body Lock)状態のまま動いて、開始時に作成した環境マッピングの範囲外に出てしまうと、Limited ModeをOffにしたときにSomething Wrongというエラーが出てアプリが止まりました。おそらく環境マッピングをリアルタイムに更新する機能はまだ入っていないと思われます。
3. その他変更・改善点
3.1 インストーラのサイズが減った
これまで約1.2GBあったインストーラが632MBまで削減されました。
3.2 Meta Homeの画面が整理された
[:Meta2 SDK 2.6のMeta Home画面]
Meta Homeとは、Meta SDKのインストールによってタスクトレイに常駐するランチャーアプリです。このように、3つのサンプルアプリがここから実行できるようになりました。また、下部のMeta Utilities、Dev Center、Shortcut、はそれぞれMeta Developer Centerの該当ページのリンクです。
3.2 チュートリアルアプリの効果音が豪華になった
見た目がよりよくなりました。
3.3 アプリが起動しないとき、Meta2のディスプレイに何も表示されなくなった
Meta2のディスプレイはPCの拡張ディスプレイとして認識されており、アプリが起動しないときはWindows10の壁紙が映っていました。しかし、2.6からはアプリ非起動時は何も映らないように変わりました。
3.4 ver2.5で追加されたチュートリアルプロジェクトがGithub公開された
こちらです。
4. 終わりに
今回までのバージョン変化で、トラッキングはかなり改善しました。また、下記のようにアプリを公開するようなフォーラムページもできていました。
https://community.metavision.com/c/developer-playground
HoloLensと比べるとまだまだ数は少ないですが、少しずつ動きがあるようです。
AEC Hackathon (Architecture, Engineering, Construction)のハッカソンイベントで複数のチームがMeta2で出展
We had a great time at #AECHackathon over the weekend where several developers created breakthrough #AR experiences with the Meta 2 headset. Shoutout to the amazing sponsors, @DEWALTtough and @autodesk for help making this happen! pic.twitter.com/Feg1Wad1TG
— Meta View (@metaglasses) 2018年2月26日
この写真によると、数十人以上は参加しています。
また、このページではAutoDeskがスポンサーであることが確認できます。
AEC Hackathon 5.0 – San Francisco Bay Area « AEC Hackathon
日本でのAR/VR/MRの盛り上がりのためにも、HoloLens以外のデバイスについても動きが作れればと思います。