1年半ほどHDDで頑張ってみました。
しかし、
- OS起動に5分
- アプリケーションの起動にたまに失敗するor時間がかかる
が頻発しており、開発がしづらい状態でした。また、普段の開発ではMacを使っていますが、最近Macでできないことが増えているので、思い切ってSSDに変えてみました。そこで、今回は交換手順について書いてみました。
購入したSSDはこれの512GBです。
また、環境はWindow10 Pro 64bitです。
1.準備
失敗するとOSが起動しなくなる可能性があるので、現在のWindows10PCのバックアップをします。2.SSDにクローンするソフトをインストールする
今回はTranscendのSSDを使ったので、同社製のソフト「SSD Scope」を入れました。下記です。3.SSDを接続する
HDDもSSDも、PCのボードとはSATAケーブルで接続しています。またSSD自体に電力を供給するため、電源ケーブルも接続する必要があります。今回SSDを入れたPCはデスクトップでGTX980を積んでいます。ただ、筐体が小型なので一つずつ外しながら取り付けました。
まず、電源を切ります。ふたを開けたところです。
PCI Expressの端子に取り付けているGTX980を外します。GTX980は、画像の黄色の部分でロックされていました。これをピンセットで上に引き上げることで外しました。
クローン用にSSDを取り付けたところです。SSDはマザーボードの空きSATA端子と接続します。
4.HDDの内容をSSDにクローンする
PCの電源を入れ、先ほどインストールした、SSD Scopeを開きます。SATAで接続したSSDは、Windows10のエクスプローラからは見えませんが、SSD Scopeの中では認識されていました。SSD Scopeを開くと、使用言語を選択する画面がでます。日本語もありますが、あちこちで "??"となっていたので、英語の方がよいかもしれません。ツールの中の「システムクローン (System Clone)」を選択すると、現在のHDDが左側に、先ほど接続したSSDが右側に表示されます。
画像では一つ目が消えてますが、オプションは二つあります。どちらもチェックを入れます。一つ目の「Clone OS Partition Only」は、HDDの中にあるOS領域(通常はCドライブ)のみをクローンします。
それ以外のことはしないので、HDDのCドライブ容量 < SSDの容量の場合、SSDにアクセスできない空き領域が残ってしまいます。
二つ目の「Extend Disk」は、上記の「アクセスできない空き領域」をアクセスできるようにしてくれるオプションです。
(HDDの容量 > SSDの容量だと使えません)
上記2つのオプションを付けたら、あとは開始をクリックするだけです。私の環境では、HDDの使用領域が280GBくらいだったためか、クローンは2時間程度で終わりました。
ちなみに、SSD Scopeを使うと、HDDの内容はクローン後に消去されるようです。
5.HDDを取り外し、SSDを取り付ける
まずは電源を切ります。筐体が小さいとやりづらいですが、HDDを取り外し、SSDを取り付けます。もう一度電源を入れると、Windowsが起動します。6. SSDにして変わったこと
起動時間が大幅に短縮されました! 電源を入れてから安定的にWindows10が使えるまでの時間については、これまでは約5分でした。それが20秒以内になったのは、非常に大きいと思います。また、UnityやPhotoshopなども数秒で起動してくれるようになりました。これでWindowsでの開発も進めやすくなりそうです。