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これはOculus Advent Calendarの10日目の投稿です。
Oculus Rift Advent Calendar 2013 : ATND
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2013年も終わりということで、OculusRiftの入手方法から、自分の作ったゲームを元に開発方法のTipsを紹介いたします。
1. OculusRiftの買い方
私の場合はOculusVRに直接申し込みました。支払いはPayPal経由です。買い方については下記をご覧ください。
Oculus Rift DK1 来る! - CrossRoad
ここにも少し書きましたが、OculusVR社の対応は全体的に丁寧です。一度質問したときもすぐに返事が返ってきました。
2. Unityの使い方
Oculusに限らず、独自のデバイスドライバを要する機器を使う場合、UnityProが必要です。LeapMotionとか、RazerHydraを使う場合もそうです。
※2013/12/10時点。
ただし、OculusRiftを買うと、UnityProの試用ライセンスが付いてきます。ライセンスコードは、OculusVRから届く「出荷しました」、のメール内リンクから参照できます。
UnityProとOculusが届いたらまずは動かしましょう。基本的な動かし方や、ちょっとした改造方法は下記に書きました。
3. ゲームの作り方について
手段はなんでもよいと思いますが、色々できるUnityがオススメです。ちなみに私はUnityを知らなかったので、この本を買って色々動かしてみました。
http://www.amazon.co.jp/Unity-4マスターブック―3Dゲームエンジンを使いこなす-和泉-信生/dp/4877832742/ref=pd_sim_b_11
では作り方です。まずはゲームで作りたいものを思い浮かべます。
そしたら、メインの動きや処理の作成に入ります。個人的には、この時点では背景とかは追加せず、出現させるオブジェクトもなるべく最小限にした方が、動きの確認がしやすくなってよいと思ってます。
例えばスパイダーマンもどきのSpiculusでは、糸を飛ばして移動させる処理がメインですが、これをつくるときは、ずっとこんな構成で作ってました。
この状態で必要な処理を作り、動く目処が付いてから背景やカウントダウンの処理を入れました。こうしてocufes時に出来上がったのが以下です。
背景などと組み合わせると一気にゲームらしくなって面白くなってきます。
4. おまけ:これまで作ったもの
参考までに、これまで作ったゲームを掲載します。
●Cliff Dive
初めて作ったゲーム、というよりはVR体験です。高さの異なる崖から一気に落ちるだけです。機会があったら空気抵抗を入れようかと思ってそのままになっています。
雰囲気はこんな感じです。
●Balloon Catcher
仮想空間の都市モデルを動き回って風船を集めます。第一回のOcufesに出展しました。来場者の方々からは、仮想都市を飛び回るのが面白いというコメントをいただけました。
Oculus Festival Japan Vol.1に出展しました - CrossRoad
雰囲気はこんな感じです。
●Spiculus
仮想都市を動き回る、というところからBalloon Catcherを発展させてスパイダーマン風の動きを付けました。第二回のOcufesに出展しました。実はこれ、立体機動みたいな動きができるのですが、この動きが地味に人気があったようです。
ちなみに、立体機動っぽい動きはこんな感じです。
●VR 10クマ集め
第一回Oculus Game Jamで作ったものです。OculusRiftはVR用ですが、既に色々な方が試されてるように実写映像の表示でバイスとしても使えます。今回は実写->VRへの移行体験をやってみたくて作りました。解像度の下がった現実風景を見るのはなかなか楽しいものです。
5. 終わりに
OculusRiftとUnityのおかげでひとまずここまでできました。次のネタですがいくつか考えています。
・せっかくなので少し手直ししてSpiculusをOculusVR Shareに出す
・PSMoveを使ってシューティングとクイズゲームの融合版を作る
・???(もう少しできてから)
来年度はHD版のOculusRiftが出るという噂もあるので楽しみですね。
次回は@k0rinさんです。よろしくお願いします。