CrossRoad

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Meta2について(開封編)

Meta1のときと同様、申し込みから1年半かかりましたが、ようやくMeta2が届きました。

Meta2とは、Meta社が販売しているHead Mount Display(HMD)です。現実空間の上にCGを重ねて表示したり、目の前に色々な情報を出すことができます。

以前Meta1という開発者キットを出しており、第二世代という位置付けです。Meta1との違いは以前の記事をご確認ください。

http://magicbullet.hatenablog.jp/entry/VRARMR_Meta_Session

類似の製品に、Microsoft社が出しているHoloLensがあります。HoloLensとの違いは以前の記事をご確認ください。

アプリ開発者目線でHoloLensとMetaの違いを整理してみました - CrossRoad

動作に関しては別の記事で解説するとして、まずは外観をお伝えします。私は日本で数少ないMeta1所持者なので、Meta1との比較も入れてみました。
(Metaの人によると、日本には5台しかMeta1を出荷してないそうです、、)

1. 外観について

こんな感じです。

Meta2の外箱

Meta1は布?で覆われたケースでしたが、今回は紙製です。

Meta1とMeta2のケース比較

開けたところ

Meta2の箱を開けたところ
スライドさせると、上段が部品ボックス、下段がHMDです。

上段の部品ボックスです。

Meta2の部品が入っている箱

開けたところです。HMD用の台座、ACアダプター、それと各国向けのプラグが入っています。

Meta2の部品ボックスを開けたところ

下段はHMDです。HMD本体を収納する袋も付いています。

Meta2のHMD本体

Meta1を開いたところです。箱だけで比べるとMeta1の方が高級感がありますね。

Meta1の箱を開いたところ

HMDの外観

随所に革?が貼ってあり高級感が出ています。

Meta2の外観

固定はHoloLensと同じく、つまみを回す方式です。

Meta2の後部

また、専用の台座が付いています。(本体が割れやすい??)

台座に置いたMeta2

Meta1と比べると大型化しています。

Meta1とMeta2の比較

2. ハードウェア構成

Meta2はHoloLensと異なり、PCが必須です。PCとはHDMI+USB3.0ケーブルで接続します。また、途中で分岐して電源コードをコンセントで接続します。

Meta2のハードウェア構成

Meta1の構成です。Meta1と比較すると、Meta2の構成はだいぶすっきりしました。

Meta1のハードウェア構成

ちなみに、Meta1ではEPSONのBT100をベースとしていたため、HMD側にもAndroidを搭載し、ある程度大きなボックスを接続する必要がありました。

[補足]
Oculus Rift のDK2を持っていた方向けの情報ですが、ハードウェアやソフトウェアの雰囲気がDK2と似ています。
(たとえば、アプリ側の設定で、Direct ModeとExtended Modeがありました)

3. 終わりに

ざっと使った感じでは、トラッキングはHoloLensに及ばないものの、ジェスチャーの多様さやマウス+キーボード連携などHoloLensにない機能が入っており、活用先次第ではかなり使えそうな印象を持ちました。

また、Meta1と比較すると、装着性、性能などあらゆる点が改善されています。次回の記事では、動作確認結果や環境構築手順をお知らせしたいと思います。