CrossRoad

XRを中心とした技術ブログ。 Check also "English" category.

PLATEAU (2022) の3Dモデルを、オープンデータを活用してブラウザで表示できるように出力してみよう

ここ最近PLATEAUについて調べています。 2年前にBabylon.jsでPLATEAUモデルを表示させる方法を書きました。 www.crossroad-tech.com 当時は、fbx形式で固定エリアのPLATEAUモデルをダウンロードして表示する方法がありました。しかし、最近はPLATEAU SDK for…

Unity2021.3.28のAndroid13ビルドとインストールで困った時のTips

先日、UnityでAndroid13向けのビルドをした時に色々詰まったことを踏まえて、手順を書きました。 そのときに詰まった時のログメッセージや参考になったサイトも書いていたのですが、別の記事にした方が見やすいと思ったので、この記事に別途分けることにしま…

iOS/Android内蔵の音声認識エンジンを使うUnityプロジェクト「speech-and-text-unity-ios-android」を試してみました (Android 13 Pixel)

スマートフォンで音声認識をしたい場合、いろいろな方法があります。 今回はスマートフォンのOS内蔵の音声認識エンジンを使って、UnityでSpeech To Textができる「speech-and-text-unity-ios-android」というリポジトリを試したことをまとめました。 使用環…

PLATEAU SDK Toolkits for Unity v0.1.0を試してみました

前回に引き続きPLATEAUについて調べています。 今回は2022/7にv0.1.0 (ベータ版) としてリリースされたPLATEAU SDK Toolkits for Unityについて、インストールや簡単な使い方を調べてみました。 1. PLATEAU SDK for UnityとPLATEAU SDK Toolkit for Unityは…

PLATEAU SDK for Unityを含むプロジェクトをビルドした時に出たエラーと解決方法

PLATEAU SDK for Unityを含んだUnityプロジェクトでビルドを試したところ、エラーが出ました。 このエラーが普段出ないタイプで解決策も見つからず、最終的にPLATEAU SDKとUnityのバージョンを変えることで解決しました。 今回は、PLATEAU SDKとUnityのバー…

PLATEAU SDK for Unity v2.0.0-alpha で追加されたテクスチャ結合を試してみました

PLATEAUハッカソンに参加しています。 asciistartup.connpass.com ちょうど昨日にPLATEAU SDK for Unityがバージョンアップされたので、新機能を使ってみた手順や感想などをまとめました。 1. PLATEAU SDK for Uniyとは 2. 基本的な使い方 2.1 インストール …

Blenderでテクスチャ付きfbxを出力し、Unityでテクスチャ付きfbxを読み込む方法

最近Project PLATEAUの3DCGモデルを軽量化する方法をまとめており、表示結果の確認のためにUnityも使っています。 ただ、Blenderでfbxで出力するときにテクスチャが入らなかったり、Unityで読みこむとテクスチャが反映されなかったりという問題がありました…

UnityでARコンテンツがオーサリングできる「UnityMARS」の解説記事をUnityProTipsに寄稿しました

先日、ARコンテンツを作るオーサリングツールの紹介をしました。 www.crossroad-tech.com これらを調べる中で、UnityMARSについても調べていたのですが、先日その内容がUnity Pro Tipsに掲載されたので、簡単に紹介したいと思います。 1. Unity Pro Tipsとは…

Surface Duo エミュレータの環境構築とUnityのサンプルアプリを実行する方法

2020/8/12 21:10追記 この記事を書いた数時間後、MicrosoftよりSurface Duoについて発表がありました。 techcommunity.microsoft.com この記事によると、$1399で9/10より販売開始、MDM、Enterprise、Surface Duo experience for employees and protect work …

meshをParticleにしたときのFPS変化をBabylon.jsとUnity WebGLで比較しました

Unityをはじめ、CG系の開発環境にはParticle Systemがあります。炎、雷などの綺麗なグラフィック表現には必須の機能です。 Babylon.jsにもParticle Systemがあります。試したところ思ったよりも負荷が少ない感じでした。一方、UnityはWebGL書き出しが可能で…

UnityからエクスポートしたBabylon.jsデータの制御方法

前回、UnityからエクスポートしたデータをBabylon.jsで表示したときの調査について解説しました。今回は、エクスポートしたデータをBabylon.jsの仕組みで使う方法を解説します。 1. Unityでエクスポートしたデータ「.babylon」の形式 2. babylonファイルの読…

Babylon Tool KitによるUnityプロジェクトの変換検証

前回、Webベースの3DCGライブラリ「Babylon.js」と、Unityプロジェクトを変換する手順について解説しました。Babylon.js向けデータをUnityから出力する - CrossRoad今回は、変換できるもの、できないものを簡単に整理しました。なお、検証環境は以下の通りで…

Babylon.js向けデータをUnityから出力する

ブログのタイトル通り、私が勉強の対象にしているのはUnityですが、周辺技術や関連分野についても調べることがあります。過去に調べた例 Unity使いから見た、LumberyardとUnityの違い - CrossRoad XCodeでiOSアプリをつくるときに調べた、UnityとXCodeの違い…

【Unity-ARCore】Augmented Imagesで風景をARマーカにする

ここ最近、ARCore1.2を調べてます。今回は、ARCore1.2の新機能のうち、まだ手つかずだったAugmented Imagesについて調べてみました。Augmented Imagesはマーカを認識するとCGを重畳表示する機能です。ARToolKit、Vuforia、SmartARなどでもよく使われています…

【2020/9/12 Unityプロジェクトを追加】ARCoreで保存したPoint Cloudを色付きでUnityに出力しました

前回、ARCoreのPoint CloudをAndroidスマートフォンに保存する方法を紹介しました。【Unity】任意のパスにARCore Point Cloudの値をcsvで書き出す - CrossRoad今回は、Point Cloudに一致する色情報を出力する方法をまとめました。なお、以下の環境で動作を確…

【Unity】任意のパスにARCore Point Cloudの値をcsvで書き出す

ARCoreに関する記事ですが、UnityでAndroidスマートフォンの任意の場所にファイル を書き出す手順が主に書かれています。

【ARCore1.2.0版】iPhoneとAndroidでCloud Anchorの環境構築

2018/5/8-10に開催されたGoogle I/Oで、ARCoreのver1.2が発表されました。その中にはCloud Anchorという新機能もありました。ARCore overview | Google DevelopersCloud Anchorとは、ARCoreによって認識した環境情報をクラウド上にアップロードし、他の端末…

【Meta2 SDK2.7】リフレッシュレート72Hz、SLAM精度が改善

Meta2のSDKが2.7になりました。変化をまとめておきます。以下の環境で動作を確認しています。 Windows 10 (version 1709, OS build : 16299.371) Unity2017.3.1p1 0. 準備と注意点 1. Meta2 SDKのRelease Note概要 1-1. Firmware Updateによる性能改善 1-2. …

UnityのTimelineで逃げ恥OP風シーンを作りました

先日参加した結婚式で、動画作成を依頼されました。作成した動画の中に「逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)」オープニングの雰囲気を入れることになり、それをUnityで作りました。それっぽい雰囲気で盛り上げるのが目的なのでオリジナル要素も入ってますが、…

【PubNub-Unity】仮想通貨取引所BitFlyer APIからTickerを取得する方法

少し前になりますが、先月のMeta2体験会に備えて仮想通貨周りを調べたことがありました。(ここでは仮想通貨の取引所のHPを空間に浮かべるブラウザアプリをデモしました)調べている中で、bitFlyerがPubNub経由で情報を公開していることがわかりました。また、…

Meta2 SDK ver 2.6! More stable and new feature "Limited Mode"

日本語版はこちらです。【Meta2 SDK 2.6】安定度改善とLimited Modeの追加 - CrossRoadMeta2 SDK has been updated to 2.6. There are several improvement. 0. Install and pre-check point 1. More stable tracking 2. New feature "Limited Mode" 3. Othe…

【Meta2 SDK 2.6】安定度改善とLimited Modeの追加

English version is here.Meta2 SDK is updated to 2.6! More stable and new feature "Limited Mode" - CrossRoadMeta2 SDKが2.6になりました。いくつか変化があったので、まとめておきます。 0. 準備と注意点 1. 安定度改善 2. Limited Mode追加 3. その他…

【Unity2017.3.1.p1版】Vuforia7.47によるHoloLensアプリのビルド手順

VuforiaのHPを見ていたところ、Vuforiaのバージョンが7になっており、HoloLens用のサンプルが公開されていました。HoloLensやImmersive Headsetの開発環境は、今後も変化が激しいと思われるので、今回デプロイまで確認できた環境とその他Tipsをまとめました…

同じモデルをHoloLensとMeta2で表示したときの見え方を比較しました

先日のMeta2体験会で、@yashinutさんと話していたとき、HoloLensでカクつくモデルをMeta2で再生するとどうなるのか、という話になりました。そこで今回はHoloLensとMeta2での比較について書きました。 1. HoloLensでのカクつきの目安 2. 比較の準備 HoloLens…

Meta2 SDK 2.5で追加されたサンプルを試してみました

以前、Meta2 SDK 2.5の紹介をしたとき、サンプルプロジェクトがあることを書きました。Meta2のSDKが2.5になり、安定度改善やチュートリアルアプリが復活しました - CrossRoad今回はこれを試してみましたので、構築手順や確認結果のまとめを報告いたします。 …

【Unity2018.2.14f1で更新中】Timelineの基本機能とCinema Directorとの違い

Unity2018での変更点を更新中です 2018/11/21 「3.準備」のTimelineの開き方、「4-2. Animation Track」の使い方を加筆修正しました Unity2017になってタイムライン機能が追加されました。通常のUnityの処理ではソースコードベースでシーンを制御するのに対…

【Unity2018.2.11版】UnityARKitRemoteの実行手順と接続トラブルの対応一覧

Appleから発表されたARKitは、Xcode用のサンプルだけでなく、Unityのプラグインも公開されており、Unityでアプリ開発が可能です。しかし、UnityでiOSアプリを作る場合、UnityでXcodeプロジェクトをビルド、XCodeからiOSデバイスにデプロイ、という2段階の手…

Meta2 について(Unity SDK解説編)

Meta2のアプリ開発方法はUnityかOpenVRの2択があります。しかし、OpenVRはまだ一部しか機能実装されてないようなので、現時点では実質Unity一択と考えて良いと思います。今回は、MetaのUnity SDKを調べて、構成や使い方を整理してみました。これまでの開封…

XCodeでiOSアプリをつくるときに調べた、UnityとXCodeの違い

以前書いた記事のアクセス数が多いことと、最近注目されているARKitを使って、XCodeでいつかiOSアプリを作ることを想定し、Unityで作る場合との違いを比較してみました。Unityは使っているけど、XCodeはあまり知らない(私のことです、、)という方の参考にな…

VR Hub Tokyo #3 でUnityに関する発表をしてきました

9/7に、VR Hub Tokyoというmeet upで発表してきました。このコミュニティイベントには初めて参加したので、発表内容だけでなく、どんなコミュニティかの紹介もしたいと思います。またVR Hub Tokyoは、「 Impact Hub Tokyo」から生まれたコミュニティのようで…